7月26日 レー→ケイロン
朝5時のバスに朝5時3分に飛び乗る。なんとか、ケイロン行のバスに乗れた。15時間かけて目的地、ケイロンに向かう。5000mの山を二つ超えるため、時間だけでなく酸素の薄さもバスの揺れもなかなか辛かった。 途中12時くらいに一度休憩兼昼食を挟んだ。朝食の時間もとってくれたみたいだが、僕は爆睡していたから全く気づかなかった。まぁ一食分浮いたと思えばいい。
休憩場所はとても空が綺麗だった。空が、雲が近い。
昼食を食べ、トイレの場所を現地の人に聞いたら、大地を指差してOpenと言われた。なるほど、そういうスタイルか。トイレットペーパー片手に、Openスタイルで用を足して僕はバスに戻った。これから6時間かー、と思いつつバスが出発した。
途中激しい揺れで頭を打ち付けて、目が覚めた。痛い。 レーで会った女の人に、レーからマナリーまでは山の四季が見れるよ、というのを思い出しながら外を眺めた。秋山、冬山、春山、夏山、確かに四季だ。写真を撮るのを忘れてしまったくらい綺麗な景色だった。
よく旅をしていて、初めて見る景色をみながら、考え事をする。景色からインスピレーションをもらうじゃないけど、ものすごい思考が活性化されるんだ。今までつっかかっていた事が解決したり、新しいアイディアが浮かんだり、今までの自分を振り返ったり、そうしていくうちに新しい自分を発見したり。 自分と向き合う。始めて来た場所で、自分自身と対話する。多分、まだ見ぬ景色を見る以上に、その感覚を求めて旅をしている気がする。 これが、どうしうもなく楽しい。