8月17日 ジョードプル
朝起きて、外を見たらインドで安心した。改めて、現実に戻ったことを再認識した。もう、あの鐘の音で起こされることもないんだ。久しぶりのクッションの効いたベットは心地良く、とても熟睡することができた。
▲ホテルからの景色
レイモンが9時にバラナシへ向かうというので、朝食を一緒に食べた。僕が頼んだのはムスリム。美味しす。彼は24時間かけてバラナシへ向かうという。盗難だけは気をつけることと、SLクラスを取ることを薦めた。彼とスペインで会うと決めていたけれど、やっぱり別れるときは言い知れぬ寂しさを感じた。旅で親しい友人ができ、いざ彼らと別れ一人になるとき、僕は毎回この思いをする。何回経験しても慣れることができない。
そんな寂しさを感じつつも、お腹が足りてなかったので、揚げポテトを食べた。一個10円くらい。ポテトはとても美味しかったが、寂しさは消えなかった。
その日の午後は、ディスカバリーゲストハウスの屋上で、3時間ぐらい文章を書いた。ヴィバッサナで感じたこと、ブログ、その他色々。とにかく久しぶりに文章で自分の感情を表現できることが楽しかった。
夕方、関西の大学に通っているかんたろうと屋上で会う。2週間ぶりに声に出した日本語は、僕の口から溢れでた。1時間以上一方的に、ヴィバッサナのこと、自分の人生のこと、将来やりたいこと、今やっていることを吐き出して、吐き出して、吐き出した。人生で一番じゃないかっていうくらい、一方的に言葉を発した。正直自分の感情を表現することに飢えていたんだと思う。かんたろう、色々聞いてくれて本当にありがとう。夜は彼と一緒に、屋上でタリーとピザを食べた。料理が出るまで1時間半以上かかったが、なかなか美味しかった。