インドのガンジス川の朝日
インドって、旅人でも頑張れば月1万円で生きることができる。現地の人はもっと少なくすむだろう。インドのバラナシでガンジス川の朝日を見たとき、この水辺と共に見える朝日がとてつもなく綺麗で、この景色を見ることで人生の100%の幸せと感じるならば、ここで人生で続けるのもありかもしれないと思ってしまった。そう考えたときに、僕の中のお金と幸せという固定概念が崩れてしまった。じゃあ、一体何が幸せなんだろう、何が豊かなんだろう、お金ってなんだろうって。
先日佐々木俊尚さん(@sasakitoshinao)にお会いした際、年に2回伊豆で断食をするというお話を聞いた。その中で特に印象的だったのが、復食した際に飲んだ薄い味のお味噌汁が体に染みた、と仰られていたこと。なんだかすごいいいなーと思ってしまった。
今は物が溢れ過ぎてて、でも人を豊かにするものは、必ずしも物じゃない。物は無意識のうちに人を縛ってしまう。当たり前なものを大切に感じること。例えば、空が青くて広い場所に行って、太陽をめいいっぱい浴びるとか、草木が豊かで空気が綺麗な場所に行くとか、自給自足の生活をしてみるとか、体を動かすとか、そういう人間として根源的に必要なものを感じることが大切なんだと思う。これからの時代は特に。
僕はとにかく新しいものが好きだし、もし宇宙に行けるとしたら頑張ってお金を稼いで宇宙に行きたい。ただ、それと同時に、そういった人間らしい生き方をこれから模索していきたい。その二つがもし両立できたとしたら、人生って本当に豊かで楽しいものになるんだろうなと最近よく思う。
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