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2年前くらいからクラウド化という言葉が飛び交っています。クラウドとは、データやソフトウェアを、個々のPCで所有するのではなく、1つの場に置き、それを必要な時にアクセスをし、利用するというもの。GmailやYahooメールが、わかり易い例ですね。個々の機器ではなく、ネット上のクラウドと呼ばれるデータセンターに、データを載せ、それを利用していく。
なので、PCがもし壊れたとしても、インターネットさえあれば、どこでもメールを利用することができる。返信することができる。当たり前なことですが、はっきり言って革命的なことだと思います。
今回紹介するサービスは、データではなく、「物」のクラウド化を担うサービス。これ、中々面白いので、紹介したいと思います。ミニクラとは、「今使わない、捨てられないものを預ける」事ができるサービスです。月額200円という値段で預ける事が可能。季節外れのスーツを持っている人や、物に溢れてる人にとって、便利なサービスです。
値段
安いです。
実際にサービスを利用してみました。
私事ですが、最近引っ越しをする際に、ものを減らす手段の一つとして、このサービスを利用してみました。
頼んだのは、MONOとHAKO。HAKOはただ荷物を預けるだけ。MONOは、実際に預けながらも、Web上で預けたものを確認することができ、一点のみの返送も可能。洋服の場合、webから申し込めるオプションサービスでクリーニングしてもらうこともできます。
上記写真は、郵送されてくる資料。
レイアウトがわかりやすく、ユーザーが何をすればいいかが、わかる。やらなければいけない点は、上記三点。詰めて、送って、管理するだけ。
ガムテープで組み立てて、預けたい荷物を入れる。MONOには、もう着ていない服を入れました。あと、マフラー。
HAKOには、マンガを入れました。スラダン、おやすみプンプン。すぐ読みたくなって、取り戻す気がします。笑
サイズは、想像よりも大きくて、結構入りました。今回頼んだのは、どちらも40cm×40cm×40cmです。用途によって、ダンボールのサイズを変更することができ、重い荷物にも耐えることができる本用、スーツやコート、シャツを収納する用の箱もあります。ワイン用、なんてものも。
詰め終わったら、封を閉めて、郵送する。そして、Webで郵送したものを登録すれば完了です(大体1,2分)。使ってるサービスはゆうパックで、嬉しいことに僕の住所とミニクラの送付先が印字されています。着払いなので、コレを郵便局に届ければOKです。
MONO登録後
ミニクラ側が、一枚一枚丁寧にキャプチャーしてくれる。
写真綺麗。
郵送が本当に楽。
Webで日本郵便の集荷依頼を予約できますが、ちょっと時間がなかったのと、思ったよりも重くなってしまったので、郵便局の集荷サービスに電話をして利用しました。いやー日本のインフラってすごいですね。お昼の12時に電話をし、休日にもかかわらず、30分で集荷受け取りに来てもらいました。これは、日本だからこそのできるサービスなんだと思います。
こんな人にオススメ。
・荷物をなるべく減らしたいけれど、捨てられない人。
・部屋に本が溢れかえってる人
・季節外れのスーツを持っている人
・季節モノの服が多い人
・コスプレイヤー
・ノマドな人たち
ものを減らすことの重要性
先日、これからの時代はコンパクト×機能性だ、的な記事を書きましたが、それに通ずる部分もあるんじゃないかと思いました。今、どんどんものを持たなくていい時代に来ていて、物のあり方も、変わってきています。
本田直之さんの本に、「Less is more」というものがあります。僕の解釈だと、ものが減れば減るほど、心に余裕ができ、より思考が自由になっていくというもの。こうやって、自分の身の回りのものを減らし(預け)、身を軽くしておくことは結構大切な気がします。いざ、必要となったら、自分の送付元からも商品を送ることができるのは、とてもいいなーと思いました。
「モノのクラウド化」が、これからどう進化していくか、時代にあっていくか楽しみです。初期費用も1つあたり200円くらいと、とても安いので、興味がある人は是非使ってみてください。
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