2月にタイ、シンガポール、ジャカルタに10日間ほど滞在しました。タイに行ったのは、タイ最大のTITFという旅行フェスティバルがあったから。2013年のTITFでは、4日間で60万人の人が来たらしいです。(絶対数えていないので適当)
タイは2013年、前年比1.7倍もの訪日観光客が来ています。人数としては45万人。大きな理由はビザが緩和されたからで、今年は昨年以上に多くの訪日観光客が来ると言われています。そんな熱いタイの現状を肌で感じるのはとても意義があると思いました。実はタイは、僕がバックパッカーで初めて訪れた国で、世界一周の1国目だったんですね。約3年ぶりの訪タイでした。
今回は当日の様子と思ったことについて書いていきます。写真は日本のものに絞って載せてみました。
日本の大手旅行代理店の巨大ブース
HISの力のいれっぷりが半端無かったです。ONE PIECEの海軍の服着てる。
HISのこのバックを持っている人が沢山いました。
中身はチラシ3枚のみ。チラシやパンフレットを多くもらうので、それを入れとくのに便利でした。
JTBも大きなブースを出してました。HISよりも目立っていた感があります。
忍者がいて、沢山の人が集まってました。
日本関連のブース
忍者とガンダムと富士山と桜とお寺の異色コラボレーション!雑だなーと思いつつも、しっかりと人を引き寄せているわけだし、ありっちゃありなんだろうなーと。
47都道府県すべてのブース
驚いたのは日本都道府県すべてのブースがあったことなんですね。日本のインバウンドの力の入れっぷりに驚きました。
ドン・キホーテや東急グループ、伊勢丹などの会社もありました。
まさかタイに来てうまい棒を食べるとは思わなかったです。
下駄。
インバウンド観光熱と日本の情報不足
TITFですが、とても面白かったです。TITFはビックサイトくらいの大きな会場で行われていて、先ほども書いたように日本の47都道府県全部のブースがあったんですね。東急グループや、ドン・キホーテなどの日本の企業が多く出店していました。ブースの国別の数を見ても、圧倒的に日本企業のブースが多く、観光庁、VISIT JAPANの気合の入れ方がすごい伝わってきました。
TITFの熱気は凄まじかった。けど、はっきり言って、ブース自体は全然面白くなかったんです。なぜなら、ブースにいた地方の日本人でタイ語が話せる人がほとんどいず、とりあえずタイ語で「こんにちは。どうぞ。」と言ってパンフレットを渡しているだけがほとんどだったからです。隣にいるのは、支社がある会社を除いて、その日アルバイトで雇われたタイ人。日系企業の海外進出の現状を目の当たりにしました。
もちろん、その土地をしっかりとタイ語で伝えられる人なんてあまりいないと思います。TITF、勢いがあるけれど中身が追いついていない、そんな感じでした。でも、そんな状態でも、多くのタイ人はパンフレットを一枚一枚もらっていくんです。そして何十枚ものパンフレットを友人や家族と見せ合って、「ここ行こうか。ここも良さそうだね。」と決めていく。人によっては廊下に座り込み、トレーディングゲームのように並べている人もいました。
つまり、情報に飢えているんですよね。圧倒的に日本の情報が不足している。だから、パンフレットの羅列のような展示会でも人が押し寄せ、大きな流れが生まれている。Webでこれができたらいったいどうなるんだろう、そう思いました。
インバウンド観光におけるタイの可能性を肌で感じれたこと、それだけで今回タイに行ったかいがありました。タイ、これからもっと面白くなると思います。タイ語、MATCHAでも近いうち対応していきます。
MATCHAの関連記事はこちら
・インバウンド観光メディア「MATCHA」の組織、運営について
・《募集》訪日メディア「MATCHA」にて、英語翻訳家を募集中です。
・日本語学習者向けの「MATCHA やさしい日本語版」をリリースしました。
・経産省主催 東京のユニークを集めた「100 Tokyo」がローンチ
.