どういう組織を作っていくか。それは会社を経営する上で、日々考えなければいけないことです。
こないだ太田英基さんの出版記念イベントがありました。太田さんとソーシャルトラベルの本間さんと僕とで対談する機会があって、太田さんが面白いことを言っていたんですね。
「将来、組織のノマド化をやってみたい。場所を問わず、移動しながら仕事をするみたいなモデルを組織で作れないか。」
自分が頭の中で描いてたことをうまく言語化されたなーと、その一言を聞いた時思いました。
これからの1つの働き方
ノマドは遊牧民という意味で、それを現代に例えると、自らのスキルを武器に、日本中、世界中を移動しながら仕事をする人のことを指します。(そう認識してます。)ある人は出稼ぎ労働者と言っています。
ノマドという概念を組織に適応してみるのは、これからの働き方としてありなんじゃないかと思います。方向性が近しい人がスキルベースで繋がっていき、成果を出し、しっかりとした対価をもらっていく。
これは簡単な話ではないです。高いマネージメントスキルを前提に、お互いを信頼すること、透明性、何より突出したスキルが重なりあっていかないと成り立たない。また時代の流れを読む力も必要。
なんというか、前職の会社がそんな感じでした。デジタルの第一線にいる人達の中で成り立ち始めている、そんな気がしています。
インバウンドメディアにおける組織のノマド化
僕は今訪日外国人向けWebマガジン「MATCHA」というものを運営しています。
僕が将来的にMATCHAでやりたいことの1つに、日本全国をMATCHAで取り上げていくというのがあります。MATCHAを47都道府県に展開し、MATCHAを通して、一人一人が日本の良さを発信していく。その1つ1つの記事を見た外国の方が日本でより良い体験ができて、日本をもっと好きになる。そんなことをこの媒体で作っていきたいと思っています。
地方を取り上げる際に生じるのが人手不足。MATCHAのコンセプトを深く理解した人が、編集を行わなければいけないし 、それと同時に編集の人もその土地のことをよく知らないといけない。
であれば、編集者がそこで数ヶ月でも1年でも住みながら、その土地を、その土地にいる人達と発信していくというのもありなんじゃないかと思っています。そして時期を見て移り住んでいく。普段のやりとりはSkypeを通して行い、週に1回は東京に戻りMTG、みたいな。
僕自身、日本中を巡りながら、色んな切り口でその土地に携わり、色んな入り口を作っていきたいと思っています。
、、、なんてのを考えていたので、太田さんの言っていた組織のノマド化、と言うのは非常に面白いと思ったし、自分の1つの理想でもあり、このメディアにも十分当てはまるのでは、と。
実現するかわからないですが、もし実現したらそれをテーマに一本書こうと思います。
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