これからの働き方をVOGUE GIRLと一緒に考えてみる! VOGUE GIRL @成蹊大学のイベントにて
「人間は自らの欲望を数%しか言語化できない。人間の欲望は自在するものではなく、それを満たすものが目の前に出現した時に、始動していく。」
たまに記憶に残る刺さる言葉があるのですが、博報堂ケトルの嶋浩一郎さんが発していた上記の言葉が、ここ1年で一番刺さりました。
価値観を揺るがす言葉
ふと、自分は毎年色んな言葉に影響をされていると思いました。1つ1つが自分の考え、価値観を変えてくれました。ちょっと2013年から振り返ってみます。
2013年は「できないことは、できる人に任せたらいいよ。」
2012年は「自分がやりたいことと、これからの時代が交わることを仕事にしたほうがいい。」
2011年は「世界では日本の文化がうけているけれど、日本人がそこでビジネスできていない。」
2010年は「経営者とサラリーマンは、水と油のように違う。良くも悪くも。」
2009年以前は覚えてないないのですが、何かしらの言葉に突き動かされて、考えさせられた気がしています。思い出したら書きます。
人は自らが本当にほしいものを理解していない。
そして、今年2014年は「人間は自らの欲望を数%しか言語化できない。人間の欲望は自在するものではなく、それを満たすものが目の前に出現した時に、始動していく。」になりました。
この言葉を言い換えると、人は自らが本当にほしいものを理解していない、ということ。そして、自分が実は望んでいたことが目の前に現れた時、「これが欲しかったんだ。」と思うことです。
わかり易い例をいうと、iPhoneやスターバックスがそう。iPhoneが出てくる前はガラケーが当たり前だったし、言葉だけでiPhoneを説明されても、別にほしくない。という人が多かったと思います。僕もそうでした。
でも、いざプロダクトができて、触れてみて、それが自分の欲求を満たしてくれるものだと認識すると、自分はこれが欲しかったんだ。と思ってしまいます。
買うつもりがなかった本を、買ってしまう本屋がいい本屋
嶋さんはもう一つ例えを挙げていて、「買うつもりがなかった本を、買わされる本屋がいい本屋」と言っていました。自分が無意識に欲しかったものを出現させてくれる本屋は素晴らしいと。
なるほどなぁ、と思いました。僕も実際に意図していない買い物があります。あぁ俺これが欲しかったんだよね、ってお店に行くことで、思うことが多くあります。
新しい潮流を作る人は、人々が言語化できていない、形にできていない欲求を、言葉にし、実現させる人。
僕は日本にはそういった人々のまだ表せていない欲求が沢山隠されていると思ってて、そういったものを意識して、発掘しながら日本を周りたいです。
「人間は自らの欲望を数%しか言語化できない。人間の欲望は自在するものではなく、それを満たすものが目の前に出現した時に、始動していく。」
久しぶりに良いヒントをもらいました。おかげでモヤモヤしていますが、この言葉をもっと自分に落としこむことで、新しい何かが見える気がしてます。
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