平成25年度の創業補助金の交付を辞退しました。
創業補助金は、起業や創業期の会社の活性化を目指す補助制度です。年間にかかった経費の3分の2、最大200万円をもらえるというもの。ベンチャー経営者やこれから会社を作ろうとしている人は耳にしたことがあると思います。
同世代でも結構とってる経営者、また取ろうとしている経営者が多いイメージがあるので、今回は辞退した理由を書いていきます。理由としては4つです。
1) 将来売上が上がった場合、全額返金の可能性がある。
2)サポートしてくれた方への謝金も、返金の金額に含まれる。
3)補助金をもらった数年間も決算報告書を提出する必要がある。取得してからも時間がかかる。
4)補助金獲得のための時間は、事業の前進にあまり意味を持たない。
1年前は、200万大きいな、ってただ盲目的に補助金獲得に向けて動いたのですが、直前になって資料作りをしている所で、なんのために作っているかわからなくなってしまったんですね。
収益が上がることで、もらったお金もゼロ、もしくはマイナスになる可能性が大で、これからも煩雑な作業が多いこと。なによりそれらの作業は事業の前進にとってあまり意味がないとことが大きいです。
僕たちは補助金をもらうために仕事をしているわけではないわけですし、その時間を使うなら、どう会社を伸ばすかを考えたほうがいい。
じゃあ、今までかかった時間が全部無駄だったかというとそんなことはなく。ほぼ勢いで成り立っていた事業を、資料を作る過程で客観的に見直すことができたのは良かったんですね。サポートして頂いた方にも感謝しています。でも、これからは時間割けないなーというところです。
会社を大きくして、利益をしっかりと上げていこうと思っている人は、もっと考えてから取得に向けて動いた方がいいと思います。
※今回の内容は創業補助金の年度によって制度も変わっていくと思うので、これからの人は確認をしてほしいです。
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