今日は久しぶりに人についての記事です。文鳥文庫、牧野圭太さんについて。
文鳥文庫は、16ページ以下の短編小説をじゃばら状の紙に載せている本。ネットで話題になったり、蔦屋書店でおいてあるので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。新しい読書体験を作ってくれる、好きな本。そんな文鳥文庫の会社の代表が牧野圭太さんです。
牧野さんと会ったのは、確か3年前。自分が過去に書いた「就活に失敗して死にたくなるくらい悩んだら、エジプトのダハブに行ってみるのもいいと思う。」の記事が炎上していた時、Facebookを通じてコンタクトを取ってくれました。
面白そうな人だと思って、翌週ぐらいに渋谷でお会いしました。その時は博報堂に勤めながら「コピーライターの目のつけどころ」に力を入れていました。当時、自分は学生で、ご飯をおごってもらった記憶があります。
「コピーライターの目のつけどころ」で投稿される文章や、色んな話を聞いていて、めちゃくちゃセンスがある方だなーと思って、会社名を考えるときや、MATCHAのロゴを考えるとき、ロゴをリニューアルするとき、会社の理念を言語化するときなどに、毎回相談にのってもらっていました。
具体的にここをこうしたほうがいい、というよりも、考える切り口をもらったり、後押しをしてもらった感じです。当時の僕はそれらの判断基準が一切なかったので、牧野さんのアドバイスは本当に助かりました。
そんな牧野さんから昨年、「会社辞めて独立した!」とFacebookでメッセージをもらって、すぐに飲みに行って、文鳥文庫のプロトタイプを見せてもらった時、心底楽しそうに語ってくれるんですよね。縛られていたことから開放された!という自由と不安定の合間にいて、アドレナリンがでている感じが良かったです。
最近は、よく物議を醸す記事を書いているのですが、どれも本質的で読んでいて楽しい。牧野さんは、自分の中で、思いっきり正論を言い合える人、です。
これからもっとすごいことをやっていくだろうし、何か一緒に仕事をできるように、自分たちも頑張らないと、と思います。
なんでいきなりこんなことを書いたかというと、昨日湘南T-SITEに行った時に、村上春樹作の「4月のある晴れた朝に100%の女の子と出会うことについて」を見つけて、買って読んで、とてもおもしろかったからです。(自分にとって100%の女の子とはなんだろう…ともやもやしてます。)前からブログで紹介したい、と思いつつできてなかったので、勢いで書きました。
文鳥文庫、デザインもコンセプトも素晴らしいので、是非探して見つけてみてください。分かる人は「うまいなぁ」って思うはずです。蔦屋書店や有楽町の無印良品にあります。牧野さんのインタビューも面白いので、そちらもぜひ。
関連リンク
↑ プレゼントにもいいんじゃないかと。バレンタインのお返しとか。
・見えない10億の仕事より、自分の手から100円のものを売りたい。(牧野圭太さん)