MATCHA編集部
世界中から日本好きの外国人が、一番集まる会社にしたい。
最近、よく言葉にすることがこれです。MATCHAでは、今多くの外国の方が働いています。正社員でも10人中3名(台湾人、ルーマニア人、バグラディッシュ人)。業務委託でかなりコミットしているメンバーも10人ほど、全言語の翻訳者、外国人ライターを含めると150人以上います。
日本で働きたいと外国人と会うことが多いのですが、まだまだ日本では外資系企業か英語教師という道ばかり。日本を観光するなら、日本を知るなら=MATCHA、というイメージを作り、その中の一定数がうちの会社で働きたい、という状態にしたいと考えています。
「正社員の割合を、日本人と外国人で半々にします。」と重複する部分もあるのですが、今回は、なぜ世界中から人を集めたいかについて、自分の考えを書いていきます。
※外国人、とひとくくりにはしたくないのですが便宜上。
外国人パートナーと組まない限り、日本発信は成功しない
インバウンドメディアを2年半やっていて、一番の学びは、日本発信は日本人だけやってもうまくいかないということ。日本人は結局のところ、日本のことしかわからなく、その国のことはその国の人が詳しいんですね。台湾のことは台湾人。イギリスだったら、イギリスで生まれ育った人が一番詳しい。
マーケティングデータに沿ってやっただけでは、うまくいかないと感じています。時代や今必要としているものは、すごい勢いで変わっています。
そのために、日本のことをもっと外に出していきたい、MATCHAというメディアをもっと多くの人に広めたいという人が必要。まず彼ら彼女らを信用して、当事者になってもらい、100%の力を出してもらうことが何より大事です。
「体験」に重きを置いてるのがMATCHAの強み
Japan Guideの高岡社長(正確にはエクスポート・ジャパン)と話していた際に、「インバウンドメディアは竹の子のように生まれて、なくなっていく。最近もそうだよね。残っているのはしっかりと足を運んで取材しているとこだけだよ。」と言っていたのが頭に残っています。
日本で働きたい外国の方と話していると、体験や仕事の納得感に重きをおいている人が多い。PCの前だけで完結する仕事ではなく、自分自身足を運び、物事に触れることに価値を置く人。
そういう意味で、うちのメディアが当初から貫いている、しっかりと取材して記事を作るというのは大事になってくのでは、と思います。
インバウンドメディアは、人が動いていくメディアです。そういったメディアだからこそ、肌感覚とともに時流を掴み、渦を作っていくためには、会社で働いている人の「体験」が必要な要素になると信じています。
以上、MATCHAの外国人採用についての考えを書いてみました。
プラスの面ばかり書きましたが、とはいえ、外国人の採用は簡単ではないです。ビザの手続も時間がかかりますし、一緒に働く上で価値観の違いで、認識がズレてトラブルが起きる、ということもよくあります。
ただ、ぶつかるということは、個人個人が大事にしているものを言語化する上で必要なプロセスでもあるので、前進するために良いことだと思います。
まずは今年の「正社員の割合を、日本人と外国人で半々にします。」を達成しつつ、徐々に世界中から優秀な日本好きが一番集まる会社にしていきます。それができる会社だと思うので。
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