2016.11.9 日経新聞朝刊
先日、日経新聞さんの取材がありました。
明治大学国際日本学部の特集があり、卒業生枠で取り上げてもらったんですね。
「国際日本学部ってどんな学部?」
と聞かれて
「日本人がこれから日本で働いていく上で、とても大事な切り口を学べる場」と答えました。
国際日本学部は日本文化発信で第一線で携わって人が教鞭を取っていて、面白い授業が多いです。
ただし、言い方を変えると、再現性がない授業が多いと思ってます。
これは悪い意味ではなく、日本文化を扱う仕事故だと思います。(日本文化の定義は一旦置いておきます。)
どれだけ学内だけで学んでも、生徒は教授たちにはなれないし、学んだことが仕事にはつながりにくいんですよね。
現に、国際日本学部の卒業先は、他の学部とあまり違いはないです。
理由としては、日本の文化領域は、正直市場が整っていないことから。
しっかりとこの分野で生きている企業、人は限られています。
そうなると、自らが動いて、仕事を、市場を作っていくしかないと考えています。
この学部だからこその切り口を掴んで、実行していくと強みになると思うんですよね。
今いる教授たちも自らの意思で動いて、掴んでいったからこそ、今の立場や、言葉がある。
国際日本学部に限らず、大学は切り口を学ぶ場だと思ってます。
大学で切り口を学び、その切り口を真似してみる。自分事として、動いてみる。
動いていると、自分の言葉になって語れるようになる。そうやって言葉にだしていくと、共感してくれる人が増え、その言葉や行動をきっかけに動く人が出てくる。
気づいたら人を巻き込んでいて、自分ひとりではできない何かが出来上がっていく。
その繰り返し。その先に、本当にやりたいことが見えてきます。
本当にやりたいことは、見聞きしたことではなく、自らが体験したことから生まれることだからです。
僕が、国際日本学部生に言いたいのは、これだ!という切り口を見つけて、とにかく動くこと。実践すること。
この学部には、これからの日本で活きる、いい素材は沢山あります。
それは本当に思うし、卒業してよかったと思える学部。
国日生には、学内で見て、聞いて終わるだけではなく、自分の足で動いて、自分だからこその体験を掴み、新しい何かを作ってもらいたいです。
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