Forbesの連載、第二弾がでました。
先日のNZのクイーンズタウンで感じたことを書かせてもらいました。日本の観光に今後必要になってくる要素として、どう中長期旅行者を受け入れる環境を作るか、にあると考えています。
長期滞在の要素は下記6つです。
1.コンパクトシティ
2.ゲーム性
3.食のバラエティ性
4.景観のよさ
5.富裕層対応
6.言葉
あまり言語化されていないのは、2のゲーム性なんじゃないかと思い、それについて掘り下げました。
記事の後半は、4年前佐賀で仕事をさせてもらった佐賀県幸楽窯の徳永さんの話も書きました。よかったら是非。
長期滞在観光客が「体験」の先に求めるもの NZの雪山から学ぶ | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/23356
そんな投稿をFBにしたところ、文教大学で観光学を研究している教授から、的確なレスがあったのでシェアです。めっちゃ面白い。
ゲーム性というキーワードは、別の言い方をすると、flow experience なのだと思います。
(flow experience: 自分の能力・スキルとチャレンジする行為の難易度レベルが高い水準で合致した時に起こる没頭感、達成感、深い喜びや成長実感)
adventure tourism の文脈でよく知られているフレームワークですが(今回のスノボみたいに)、有田焼のような工芸の習熟にあてはまりますね。長期滞在の中で、自分のスキルが上がっていき、チャレンジレベルを上げていってフロー体験が起こる。
繰り返し英国を訪れる日本人リピーターの研究をかつてした際に(博士論文の素材がこれだった)、この概念がぴたりと当てはまりました。長期滞在とリピーター。どちらもフローフローの概念で、いろいろな課題解決ができる可能性がありそうです。
インバウンド観光の現場で起きている異文化間コミュニケーションの問題もフローで見ると解決への道がみえてくるかも。
そうか、Flow Experienceというのか、と驚きながらも、こういった概念を旅を通じて認識できたのは嬉しかったです。この仕事の醍醐味ですね。
フロー体験というのを言い換えてみると、線だと思います。
旅行者の一つ一つの体験を、その人の人生の点に留めるのではなく、線にしていくというか。
そういったまだ知らないFlow Experienceに触れ、見出し、世界に広げるようなことをしていきたい。
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