別府
旅には、出会いがあります。毎回、想定もしていない人と会います。
今回出会った人は、別府のホテルの露天風呂で一緒だった人。
たった、5分しか話していない。でも、とても記憶に残る5分間で、その中で、印象的だった話を書こうと思います。
その人が、美味しいごはん屋の見つけ方を教えてくれました。
その人曰く、美味しいごはん屋を
・路地裏
・お店の目の前がしっかりと掃除されていること
を軸に、探して行くらしい。
路地裏の理由は、長年、客を掴んで仕事をしている可能性が高いから。路地裏で、中々ひと目につかなくても、続いているのがその証拠。一回きりの来店は、あまり考えていなく、しっかりと自分のお店を作っているところが多い、という。
お店の目の前が掃除されている理由は、それが食をやっていく作法だと。それがだらしない場所は、あまりいいお店の確率が低いらしい。
「あとは経験だよ、経験」って、言ってました。
別府の観光ガイド協会の会長さんとお会いした時に、「別府の隠れた魅力は、路地裏なんです。だから私は、路地裏散歩という企画を始めたんですよ。」そう仰っていたのを、ふと思い出しました。街の本当の魅力や、観光の可能性は、路地裏にあるのかもしれないです。
評価時代と言われる今だからこそ、自分の中に評価軸を作る事が大切なんだと思います。そのためには、食べログ、を見ないことから始めるのがいいかもしれません。
「食べログで評価が高いから、この店を選んだ。」よりも、自分の軸で、店を決めていったほうがかっこいい。自分の言葉で、評価できたほうが楽しい。
なんでもいいから、頭にひっかかったお店を選ぶ。なんで、ここに頭がひっかかったのかを考える。逆に、ひっかからなかったお店はなんなのかを考えてみる。旨かったらいいし、まずかったらそれもいい。そうやって、自分の中の軸を育てていく。
露天風呂で会った人に、新しい街の楽しみ方を教わりました。