シュール過ぎる内容
リアルイベントや映像を通して、企業の活動や理念を多くの人に知ってもらう。そういった活動は、現代社会で企業が商品を訴求していく上で必須です。逆にそういった商品の根底にあるものを伝えなければ、人は動かない。それは商品に価値があればあるほど、そう言えます。
先日、LUSH JAPANのYoutubeから興味深い映像が挙がっていました。うさぎのジョンと新太の物語。LUSHといえば、化粧品を作る際の動物実験を禁止していることで有名です。
この映像は2人のストーリーを通して、動物実験反対について伝えていきます。ただの啓蒙の映像だけではなく、フラッシュモブというリアルイベントの様子をストーリーに絡めながらも、1つの作品している。
フラッシュモブについては思うことがあって、後で書くのですが、まずは映像を見てみてください。長くて、シュールですが、こういう手法もありだなぁと思うような内容です。
【密着取材!?】 ウサギとコスメ ~犠牲のない美しさのために~ 新宿篇 LUSH(5:39)
【密着取材!?】 ウサギとコスメ ~犠牲のない美しさのために~ 神戸篇 LUSH ( 6:31 )
フラッシュモブと映像を組み合わせた新しいプロモーション
今「フラッシュモブ」が流行っています。フラッシュモブは、ネットやSNSを通してイベントを呼びかけ、不特定多数の人が特定の場所に集まり、イベントなどの催し物をするというもの。
ネットでのプロモーションをいかにリアルな場での購買につなげるか、それは今企業の売り方の1つの潮流になっています。新宿LUSHのフラッシュモブは、Facebookで告知した所300人があっという間に新宿の店舗に集まったそうです。
当日フラッシュモブに来た人にフライヤーを配り、Facebookのキャンペーンに誘導し、Facebookで上記の映像を見て、クイズに答えてもらう。そうやって、LUSHのメッセージを消費者に深く届けていく。
フラッシュモブをしたことにより、売上も普段よりのびたそうです。そのフラッシュモブの影で、サイドストーリーを撮影し、それを組み込んでいるのが上記の2つの映像。その映像により、当日集まる数百人はもちろん、後の数千人へのリーチが出来る。
オンラインからオフライン、オフラインからオンライン
オンラインからオフライン、オフラインからオンラインに人を動かすことがこのプロモーションで行われている。巷ではO2Oと言われている手法だけれど、LUSHのは調べれば調べるほど面白いし、上手いです。
結局のところ人は面白いというものに惹かれるし、そこにはオンラインもオフラインも関係ないんだと思います。
僕は普段からLUSHを利用していて、ただ動物実験については正直そこまで意識はしていなくて、この2つの映像を見て少し考えさせられました。映像自体は長いんですけど、、、プロモーションの1つとしてみた時、とてもうまいなぁと思いました。
これからどんどんこういったウェブとリアルを巻き込みながらも、人を動かしていくプロモーションが増えていく。また何か面白いのがあったら、取り上げようと思います。