日本人にとっての当たり前は、外国人にとっての当たり前ではない。そんなことは当たり前なことなのですが、インバウンドメディア「MATCHA」を始めてから、そう思うことをより体感できるようになりました。
今回「MATCHA」を運営してから、海外からの反応が多く集まってきたので一度まとめてみました。MATCHAに関わっている方、またインバウンド観光、また日本発信をしていきたい方に参考になれば嬉しいです。
旅行の基本情報の充実の重要性
MATCHAで力を入れているのが、How toと呼ばれている日本の基本的な情報。日本は日本人にとって非常に効率化されていて便利なのですが、初めて日本に来た人にとって逆に不便利だったりするんですよね。で、やっぱりそういった記事をまとめると海外からの反応がいいです。
観光地に関する情報のニーズ
やっぱり短い滞在期間の方にとって、日本の見どころ(観光地)に関する情報を知りたいというニーズは高く、やはり反応も大きいです。金閣寺や清水寺を取り上げたい!みたいな人がいたら、是非取り上げてもらいたいです。
日本食への偏見
日本食の偏見は、相変わらずあるなーと思い、そこに関する情報への反応は良いです。例えば、納豆に関するコラムへの反応は面白いものがありました。ここ、MATCHAが解決できるポイントかなーと思います。
日本の旅館の可能性
Facebookで特に反応が多かったのが、旅館のおもてなしや懐石料理について。日本の魅力を全面的に体験できる、という点でもっと多くの人に旅館の魅力を伝えるようなことがMATCHAでできたらと思います。
訪日外国人が日本でやりたいこと
Facebookページが5000Likes達成した時に、日本でやりたいことを上げてください!みたいな投稿をしたことがありました。そんな時に多くあったコメントが、盆踊りをしたい、神社に行きたい、庭園に行きたいなどでした。
圧倒的なジブリ熱
ジブリ熱の反応がすさまじいです。毎回驚くほど反応がありますし、実際に日本滞在中に世田谷の「トトロのシュークリーム」のお店に二回行ったという猛者もいました。
日本における喫煙情報に関して
日本における喫煙情報に関する反応も面白いものがありました。ある人は喫煙できる場所の情報がほしいという人もいれば、煙草なんてなくなればいい、みたいな人もいたり。一番最初のHow toと重なるのですが、日本人が当たり前としているHow toの情報をしっかりと載せていきたいと思います。
スーパーやデパ地下の可能性
上記のスーパーに関する記事の反応が良かったです。僕も海外に行ったら、毎回スーパーに立ち寄るのですが、その国の雰囲気がかなりつかめるとこだったりするんですよね。MATCHAでやりたいこととして、「デパ地下」というワードを世界中に広めることだったりするので、引き続きこの分野の情報発信は増やしていきたいです。
日本の生活文化へのニーズ
先日佐々木俊尚さんにインタビューをさせてもらい、7言語公開する、ということをしたのですが、 そこでの反応が面白かったです。要約すると、日本の食文化、生活文化のレベルは高く、フランスやイタリアの平均的なデリよりも、日本で食べるデリは美味しい。24時間空いているコンビニのデザートはハイクオリティーで驚いた。的なことが書いてあります。
こういう日本人にとっての当たり前を、もっと言語化していきたいです。
以上、MATCHAに寄せられた海外からの反応をまとめてみました。今各言語のサイトのデータがかなり溜まってきていて、この国はこういう記事がよく読まれる、逆にこの記事は全く反応がない、みたいなのがわかりやすく結果として出てきました。それも今後レポートとして出していきたいと思います。
関連リンク
インバウンド観光メディア「MATCHA」をオープンして4ヶ月。月60万PV、157ヶ国からアクセスが来るメディアになりました。