尊敬する二回り上の先輩経営者に、handyの勝瀬さんがいる。
今まで何社も売却し、直前はBooking.comの日本支社長をし、今handyの社長を務めており、今も複数の事業の責任者やアドバイザーをやっている。
「勝瀬さん、代表として今は何に注力しているんですか?」
と聞いた時に、物事の事象を4つに分けて、自分はその1つだけやっていると言っていて参考になった。
自分の今すぐには全力で真似できないと思うのだが、後々使えると思うので、メモがてら書いておく。
聞いたことがある人は多いと思うのだが、物事は
1.緊急度が高くて、重要度が高いこと
2.緊急度はまぁまぁだけど、重要度が高いこと
3.緊急度が高くて、重要度が低いこと
4.緊急度も低くて、重要度も低いこと
に分けることができる。
それらに対しては下記のとおりに向き合うといいという。
1は、会議でその場で決めるという。後に決めることをしないで、その場で決める。
2は、会議でディスカッションはするけれど、後はメンバーに決めてもらう。
3は、相談はせずに現場に決めてもらう。
4は、そもそもやらない。
自分が今できるかというと経験則的にも実情的にも難しいところもあるのだが、3〜4の仕組みを整えるだけでも、随分自分自身も組織全体も楽になると感じた。一回自分が意思決定に関わらない会社のルールみたいなものを、まとめて共有していきたい。
そして、自分だからこそできる、より成果がでることに全力を注いでいきたい。
事業をやっていく上でスピードが何より大事
ちょうど上記と関連して、面白い話を合わせて話してくれた。
「戦争で10倍の兵力差があった時に、6割の確率で勝つ方法はなんだと思う?」と。
答えは、ゲリラ戦。
それも前線の人間がその場で判断をして、実行していく。
handyが今までやってたことも、これからやろうとしていることもまさにそうだな、と。
組織が大きくなっていくと、現場だけで判断せず、上長や指揮官まで持っていって、確認して、そこから決めるので初動の対応が遅くなって負けていく。
時間とタイミングほど事業をやっていく上で、勝敗を分ける要因はない。
小さなベンチャーが大手と勝負していく際に、スピードが大事というのがよく分かる例だと思う。
色々と食いついて話を聞いていたら、この本面白いよ、といっていたので、自分でポチリつつ、ここにも載せておこうと思う。
興味がある方がいれば、是非。
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