リシュケシュは着いた初日からずっと雨で回れなかったので、ヨガが終わったあとは散策することにした。といっても朝と夜のヨガ以外に何もすることがない場所で、見所も何もない場所。だから、ガイドブックも持たずに思いつくままに歩きに歩いた。橋を渡って対岸もぐるぐる回った。
屋台で作っているポップコーン買って食べ歩きしたりして。ちなみにこれは10RS(18円)くらい。
1時間くらい川沿いを歩いて、岩の上でのんびり本を読んだ。村上春樹の風の歌を聴けという本。ノルウェイの森や、カフカなどの作品しか知らなかったので、初期の春樹作品はとても新鮮だった。超面白い。
リシュケシュはヨガの聖地であるとともに、ベジタリアンな場所で肉が一切ないということで有名だ。ただどうしても肉が食べたかったので、Non Vegの文字を歩きながら探してみたけれどもやっぱりなかった。
夜のヨガはこの旅最後のヨガレッスンだったので、いつも以上に気持ちを入れてヨガをした。正直何をやったか覚えていないけども、充実感はあった。汗ベタベタのまま9時に夜行バスに乗り、デリーへ向かう。リシュケシュからデリーは7時間程度で行くことができる。バスで7時間というのは東京から大阪までの時間と等しいのだけれど、15時間や20時間のバスを体験した後の、7時間のバスはとても短く感じられた。
客待ちのバスに乗り込んでくる小売の人たちを見ても、特に何も感じなかった。