会社を作ろうと決めたのが2013年10月末。そこからどうやって会社を作ればいいのか、だったり、会社名何にしよう、どんなメディアにしよう、ということを考えました。
それと同時に、自分の事業アイディアを会う人会う人に話しました。数えきれないくらいの人に起業の話をして、話す度にアイディアを思いつき、自分の考えが整理されていったんですね。
先日書いたとおり、12月3日に滑り込みで会社が設立しました。会社の設立日前に会って、メディアの構想を一緒に具体化させていったのが、ブログ「隠居系男子」の鳥井さん、インドネシアと日本人のハーフのリキくん、アニメイトラボの織田さん。全員Twitter経由で知り合い、会いました。
サイト名がなかなか思いつかなくて、渋谷や新宿のルノアールで、単語カードに思いつく限りの言葉や成したい世界を並べて、組み合わせてを繰り返しました。カラーペンで書いたり、シャッフルしたりして。
1ヶ月くらい悩んで、たまたま新宿のルノアールで抹茶ケーキを見て、誰が言った忘れたのですが、「あれ、MATCHAじゃない?」となって、このサイト名になりました。自分たちがやりたかったことと言葉の意味がすごいマッチしたんですね。
抹茶自体、海外での認知度が高いこと。中立的で、中和的な要素がある言葉だったことが主な決め手です。(詳しくはこの記事に書きました。)
そして、1月4日に会社を作りましたという内容のブログを書いた所1ヶ月で200人近くの方から、何か関わりたいと連絡をもらったんです。そして、1日10人近くの人と会って話をし、編集者、ライター、翻訳者、デザイナー、スーパー高校生が集まりました。大体、夜になると喉が枯れてました。
近所に住んでいたデザイナーにロゴを作ってもらい、オープン前日に自分の家で6人くらいで徹夜しながらサイトや記事を作って、2014年2月3日にサイトをオープン。今も十分突っ走っているのですが、あの時はあの時で違う勢いがありました。
今、MATCHAに創業期のメンバーは数えるくらいしかいません。創業期のメンバーが離れてしまうとはよくいったもので、それはひとえに自分の力不足です。感謝と後悔が入り混じっていて、今も上手く言葉にできないですが、間違いなく言えるのは、自分一人だけじゃ絶対にこのメディアを立ち上げることはできなかったということです。
続きます。
次回は、これからのMATCHAについてです。
訪日メディア「MATCHA」を立ち上げた経緯
0.訪日外国人向けWebマガジン「MATCHA」を作った経緯
1.明治大学国際日本学部
2.ブラックなインターン
3.Twitterで広がった世界
4.約7ヶ月の世界一周
5.ドーハ国際ブックフェア‐
6.世界一周後の日本めぐり
7.augment5 Inc.
8.訪日メディア「MATCHA」の着想
9.起業の準備とMATCHAのスタート
10.訪日メディア「MATCHA」のこれからについて
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