日本をめぐり、ドーハ国際ブックフェアーに行って、日本を発信したいという思いが強くなりました。
でも、何をやればいいかわからなかったんですね。何故やりたいかはなんとなく見えていて、でも、何をやっていいかわからなかった。何故と何をいったりきたりして、人は徐々に自分やりたいことをつかんでいくんだろうと思います。
そんな時、友人の成瀬さんから「青木くん、この映像超かっこいいよ!見て!」と言われて送られてきたのが、augment5の映像でした。
草津(3:20)
京都(3:30)
SHIBUYA 80th ANNIVERSARY Ceremony Opening Movie(7:31)
どれも素晴らしい映像。是非、イヤフォンをつけて見てほしいです。
映像を見て驚きました。これはなんなんだ、、と思ってしまうくらいに感動してしまって。
気づいたら朝6時くらいまでaugment5の映像を見漁っていました。で、衝動的にこの映像の会社の代表に会いたくなってしまい、朝の6時半くらいに、代表の井野さんに長いメッセージを送りました。
すぐにメッセージが返ってきて、その日にお会いしました。場所は、汐留にある電通ビルのカフェ。
そこでの井野さんの話が面白かったんです。今まで会ったことがないタイプでした。人とは違った視座や角度で物事を見て、色んな所を飛び回っている人。
純粋に映像も井野さんもかっこいいなぁ、と思ってしまい、その翌週ぐらいのブログにaugment5の紹介記事を公開しました。
「話題に」は自分の周りで話題になったからつけたタイトルです笑
記事を公開し、FacebookやTwitterでシェアした所、爆発的にシェアされました。その次の日に、佐々木俊尚さん、村上隆さんにシェアされたんですね。瞬く間に2万人が記事にイイネを押し、映像が世界150ヶ国、200万回再生されました。自分のブログにも数えきれないほどのコメントが送られました。
映像の力に驚かされました。自分自身この映像をみて、動いていてしまい、この映像を見たことで多くの人が感化されたんですね。現にaugment5の映像を見て映像を始めた人、地域を発信したいと思ったという人が周りに何人もいます。自分もその1人です。
Gunkanjima – Google Maps Street View of Battleship Island(2:40)
こういった映像作りに関わりたいと思いました。言葉でも文章でも伝えられないことを、映像では伝えることができます。
そこから、augment5で働かせてほしいと井野さんに頼み、プロデューサー見習いとして働かせてもらうことになりました。Googleの軍艦島のストリートビューの映像制作のアシスタントをさせてもらったり、色んな所に連れて行ってもらったりととても貴重な経験をさせてもらいました。そして、半年間ほど働かせてもらい、辞めました。
自分の性格として、積極性と受け身が両立しないことが大きかったです。この人すごいなぁ、と思う人が上にいることで、受け身になってしまい、積極性がなくなる。
そうすると、新しいアイディアも生まれにくくなって、結果も出なくなり、より身動きが取りづらくなる。人に頼れなくなり、もっと辛くなっていく。そんな負のスパイラルにハマっていました。
また、日本発信をすることを考えた時に、映像だけでは自分がやりたいことはできないんじゃないかとも思いました。どれだけ心を打つ映像があったとしても、それを広げる術がないと、映像も広がっていかない。そんなことを考えていた時に、日本を発信するメディアのアイディアが浮かんできました。
色んな迷惑をかけてしまったのですが、井野さんの視座や物事に対する取り組み方、ディレクターの柘植さんをはじめ、あの場にいた方々の感性に触れることができたのは、自分にとって大きな財産になりました。本当に感謝しています。
続きます。
訪日メディア「MATCHA」を立ち上げた経緯
0.訪日外国人向けWebマガジン「MATCHA」を作った経緯
1.明治大学国際日本学部
2.ブラックなインターン
3.Twitterで広がった世界
4.約7ヶ月の世界一周
5.ドーハ国際ブックフェア‐
6.世界一周後の日本めぐり
7.augment5 Inc.
8.訪日メディア「MATCHA」の着想
9.起業の準備とMATCHAのスタート
10.訪日メディア「MATCHA」のこれからについて
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