2011年3月11日。
5年前。「5年」という期間に現実感がないです。
自分の中で、5年前の震災の出来事との距離がつかみにくくなっている。
5年前のあの時間、自分は西武池袋線で大学に向かっていました。
どんっ!と電車が壊れそうなくらいに揺れて、電車が急停車。
息が止まりそうな時間が続いて、電話をしても誰にもつながらない。
Twitterを見て、日本の現状を知りました。
パニックのまま、石神井公園から東久留米の自宅まで歩いて帰りました。
10時ぐらいに家について家族が全員無事だったことに安堵をしながらも、気持ちが落ち着かず、朝までTwitterのタイムラインを見ていたのを覚えています。
一体日本がどうなるんだろう。そう思いながら、怖いと思いながら、現地にボランティアで行って、自分の目で見に行きました。
現地のためというよりも、自分のために行ったという意味合いのほうが強かった。そう今振り返って思います。でも、行かないよりか、行って何かしたほうがいい。そう思って動きました。
あの日から、何かが変わってしまった気がします。
何が正しいか、嘘かも判断がつかないことが、世の中に溢れているということを知ってしまいました。
だからどうなったか、なんてわかりやすいものはないですが、あの日が自分にとって一つの転換の日になってしまったことは確かです。
僕は東北に何もできていないに等しいけれど、長い目で見て、個人として、会社として何かができたらと思います。4、5月など、少し人が落ち着いた時に足を運びたい。1人、会いたい人がいます。
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