蔵前ダンデライオンチョコレート
4年前の世界一周中、本当に多くの人にお会いしました。世界中にいる人に会うために、海外を回ったようなもんだな、と今振り返ると思います。
その中で、泣きたくなるくらい緊張してしまった人がいて、その人が堀淵清治さんでした。世界一周の帰国前の前夜、とある方に紹介していただき、お会いしてボコボコにされたのを覚えています。
堀淵さんは日本の漫画をアメリカ、世界に広げた第一人者。詳しくは著書にて。
旅の終わりに、「日本の文化を世界に発信していきたい」と考えていた自分にとって、この分野の本物に会ってしまったと衝撃を受けました。
僕が今、日本発信の仕事しているのは、堀淵さんとサンフランシスコでお会いしたことが一つの鍵になっています。
最近、Facebookを見ていると、堀淵さんが蔵前のダンデライオンチョコレートについて多く投稿していたんですね。気になって、店舗に行き、その後に色々調べていると、堀淵さんがダンデライオンチョコレートのCEOをされていることを知りました。さらに調べていると、ブルーボトルコーヒーのCEOをされていたのを知ったんですね。
日本人で情報感度が高めの人で、ブルーボトルコーヒーを知らない人はいないと思います。サードウェーブという言葉を日本中に席巻させた仕掛け人。気付いたら、今会わないと、という気持ちになっていました。
とは言え、1回会ったぐらいなので、すごい緊張して文章を送ったんですね。そしたら、ちょうど日本に帰国されていて、会いましょうという話になりました。
というわけで、今日堀淵さんにお会いしたわけですが、めちゃくちゃ楽しかったんです。
時代の流れを見極めながらカルチャーを作る話、コンセプトを作る話、クラフト化していく話は、今の自分にとって、大きな大きなヒントになりました。
消費させることから、定着させること。無駄なことではなく、本質的なことを行うこと。日本の良さを再定義すること。それをきちんと、ビジネスとして成立させること。今日聞いたことは、全部自分が担っていかなければいけないことでした。
たった2年半だけれど、日本発信について自分の中で言語化されたこと、感覚として得たことをぶつけさせてもらいました。
会いたい人に会いにいく
少し興奮気味に書いてしまったのですが、会いたい人に会いにいく、というスタンスを最近忘れていたように思います。
積極的な受け身は気楽だし、効率的だなぁと思うけれど、自分を変えることには中々なり得ない。過去を振り返っても、劇的に自分を変えたことの多くは、自分から掴みにいったものでした。断られたら、嫌われたらどうしよう、と臆病になりながら、えいやって踏み出したからこそ見えたことばかり。
— Yu Aoki / 青木 優 (@yuuu_a) 2016年5月5日
ツイートの内容を繰り返してしまうのですが、いつだって自分を劇的に変えたことの多くは、自分から会いに行った人だったんですね。
この人と会うべきだ!という直感のようなものが働いて、それにビビりながら従うというか。志立さん、櫻井さん、成瀬さん、井野さん、鳥井さん、山田さん、、、、自分の中で大きな転換のきっかけを作ってくれた人のほとんどが、自分から連絡した人でした。
今、自分や会社に足りないことは何か。そういった内省があり、課題意識があるからこそ、「この人だ!」という直感のようなものが働きやすくなる。
積極的な受け身ではなく、もっと自分から動いていきます。
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