「まず犬小屋を作ろう」
荒川くんという獨協大学の学生に会った。
先日行われたレオスの藤野さん、スノーピークの山井さんとのFROGGY対談の時に知り合いあった学生である。大学3年生。
近い将来、日光の木材を活用して、新しい住宅のあり方を作ろうとしている。
事業計画を作り、色んな大人を巻き込んで、自分の目標を実現しようと動いている。
その荒川くんに対して、藤野さんがしたアドバイスが最高だった。
「まず、犬小屋を作ろう。そこから小屋を作り、家を作っていこう。」
この言葉を聞いた時、流石藤野さんだな、、と思った。
つまり、「小さなことから始めよう」ということなわけだが、アドバイスが具体的すぎる。
犬小屋を作る過程で、誰に対して、どういったコンセプトとデザインで、どういった原価、販売価格、どう人に知ってもらうか、などなどを考え抜かなければいけない。
もしかしたら、その犬小屋を作ったことで「日本で一番、日光産の犬小屋を売った学生」になるかもしれない。ペット市場は詳しくは知らないけど、本当にいいものを作ったらそこそこ売れるんじゃんないか。
誰でもそうだが、いきなり大きな階段は登れなくて、小さな成功体験の積み重ねで高いところまで登れる。
自分も大きなところを描きつつ、今自分にとっての犬小屋とはなんだろう。と考えるいい言葉だった。
荒川くん、いい犬小屋、そして将来にできる新しい日光の家をを楽しみにしています。
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