二日目は豊島と直島に行った。朝8時くらいにフェリー乗り場で待ち合わせをして、フェリーに乗って行く。
1時間のフェリーでは、激しい振動共に寝た。頭をたくさん打ちつけながら。1時間で1200円だから、ジャンボフェリーと比べたら高い。
豊島に着いて、まず行ったのがイル・ヴェント。ここは、カフェである。迷路のようなデザインの内装で、コーヒーができる間、建物の中をぐるぐる回った。
階段もある。
ううーん、嫌いじゃない。
コーヒーは美味しかった。
ここのカフェの人が仰っていたことで印象的だったのが 、コーヒーの豆を自分の畑で耕し、それを商品としているところ。「うちはコーヒーを栽培してて、となりが大根畑をやっているんです。となりは、みかん畑かな。大体多く取れちゃうから、交換し合うんですよ。」と言っていたこと。食の物々交換は原始的ではあるが、未来を感じさせられた。もちろん物々交換だけで、食が足りているわけではないと思うけども。
その後は、バスに乗って、フラフラした。電動自転車を借りるのもありだったが、次豊島あるし、バスの方がいいんじゃないか、っていうことでバスを利用。途中で、降りて、歩いた。
これも瀬戸内アートの一つ。円状の平の板に、円を回るようにして映像が動く。花の映像だったり、人の体の中だったり。瀬戸内アートの展示は、一つ300円くらいのお金を支払って見ることができる。オフシーズンだったので、一日50〜100人くらいの人らしいが、オンシーズンの時、瀬戸内国際芸術祭の芸術祭の時は、数えきれない人が来たという。
途中街の、ちっちゃい商店に寄った。商店の名前は、水口笑点。週に1度くらい高松から商品を仕入れているらしい。30分くらい、お店のおじさんに豊島のお話を聞いた。今は島にいる人は1000人をきっているらしい。前は3000人以上住んでいたとか。小学校や中学校も廃校になり、今は子供たちも数えるくらいしかない。一つの日本の現場。30年後、このままだと、この島に人はいなくなる。
レストランのディスプレイ。芸術と、空間と、商品。巧い。
途中豊島美術館に向かう途中、迷って、運転手の人に声をかけたら、案の定違う道を歩いていた。まじかーといいながら、元の道に引き帰していたら、後ろからさっき声をかけた運転手の人が「途中まで送ってやるよ」と言ってくれた。車の荷台に乗りながら感じた島風と、高速に移り変わる景色は最高だった。島人、暖かい。感謝です。
なんだかんだで、計1時間以上島の中で歩いた。後輩と島の可能性について話したり、生きるってことについて話したり。一つでた話で印象的だったのが、「島では、音楽はいらない」ということ。風の音、草木や竹がなびく音、ヘッドフォンつけるのが勿体無いくらいに心地いい音だった。島から見える景色や、島で聞こえる音、全てが都心にいたら味わえないようなものばかり。非日常。
豊島美術館。素晴らしく良かった。もっと居たかったな。言葉では上手く表現できないので、是非実際に行ってみてほしい。
豊島美術館レストラン。豊島美術館と同じ空間でご飯を食べることができる。時間がなかったから、ご飯を食べれなかったけど、次来たときは行きたい。
豊島美術館を終わったあと、バスでフィリー乗り場へ向かう。なんとフェリーの時間を間違えてしまい、直島までのフェリが来る間、1時間半くらいゆっくりした。豊島に行って思うのは、豊島だけで充分1日堪能できるということ。電動自転車があれば、島の山の頂上も簡単に行くことができる。宿も2500円で泊まることができるし、豊島に1日空けといても良かったな、と今振り返ると思う。
次は直島編!