「あら、なにを見てるの?」@中野の餃子屋
今はソーシャルのおかげで、世界中の個人と個人が繋がっています。僕自身その恩恵を旅中にダイレクトに受けたし、今旅している人もそう感じる人は多いのではないでしょうか。僕が世界一周中に使ったサービスの中でも、特にお世話になったのがCouchSurfingというサービス。CouchSurfingは旅人と現地の人を結ぶSNSで、現地の人や旅人とご飯に行ったり、ガイドしたり、泊めてもらうことが出来ます。しかも、無料です。
CouchSurfingを通して旅中に多くの外国人にお世話になったので、いつか自分もCouchSurfingで人を泊めたいと思っていて、先日連絡があったウクライナ人の女性を家に泊めました。
これがなかなか面白い体験で、CouchSurfingってどう使うの??みたいな人もいると思うので、そちらも軽く含め、今回の二日間で思ったことを書きまとめようと思います。
CouchSurfing登録に関して
登録自体は簡単で、めんどくさいのがプロフィール作成。ただ、国籍問わず知らない人同士が会うわけであり、ここはしっかりと書いておく必要があります。CouchSurfingにログインをしていて、かつホスト(受け入れ可能)できる状態にしておくと、日に何度かメッセージが来ます。メッセージに関しては、ログインの頻度やメールの返信率、リファレンスの多さによって変動するみたいです。
メッセージを貰ってから、実際に会うまでの流れ
実際にメッセージを貰ってから、会うまでの流れは下記な感じです。
1.メッセージを貰う。
2.日時場所の調整をする。
3.待ち合わせて会う。
今回は、ウクライナ人のMariaの方からメッセージがあり、日程調整をして、中野駅北口に落ち合いました。お互いの顔はわかっていたので、すんなり会えました。メッセージも、会話も英語です。
リファレンスをチェックする
SNSを通じて人と会う場合、一番気になるのが「どんな人かどうか?」ですよね。当たり前ですが、全ての人がいい人とは限らないです。
CouchSurfngでは、お互いが評価しあうリファレンスというシステムがあります。この人は遅刻してきたとか、素晴らしい人だったとか、危ない目にあったとか、お互いを評価しあうことができ、またそれらを見ることが出来ます。特に女性が家に人を泊めたり、泊まる場合は、絶対チェックすることが必要です。結構トラブルが起こってるらしいので。。
泊める場所について
CouchSurfingの名前の通りソファーに寝てもらおうと思ったのですが、流石に悪いので、ネットで折りたたみマットレスを購入しました。で、予備の布団が無かったので、僕が寝袋を使い、彼女に布団を渡しました。自分の部屋がどういう状態で、寝る場所がどうなるかを明記しておくのは大切だと思います。
「水事件」
これはちょっとした体験談。ウクライナ人の彼女が家にきて、「シャワーを使いたい」というので廊下のドアを閉めてシャワーを貸したんですね。
そしたら、40分以上シャワーの音が響いていて、ちょっと長いな、なんかあったのかな?と思って、廊下の扉を開けたら「シャシャ、シャシャ、シャシャ、シャシャシャシャ….」という音が聞こえ、廊下が湯気で曇っててたんです。
え、、何やってんの?と思って、聞いたらお風呂場で、家の石鹸使って、服を手洗い洗濯していたんです。「いやいや、洗濯機使ってよ」「水勿体無いじゃん、Don’t waste water」みたいな事を言ったら、「洗濯したかったの」「水はアンリミテッドだと思っていたわ」「早く言ってほしい」みたいなことを言われてしまって。
これが自分にとって結構びっくりな出来事で、文化の違いと言葉ではっきりと伝える事の大切さを痛感しました。
「おもてなし」は口でいうほど簡単じゃない。
日本に来る外国人と接することは大学や旅中多かったのですが、家に泊めるというのは初めての経験で、色んな学びがありました。水事件もそうですが、文化背景が違うことで起こるトラブルは意外と多いです。
僕も旅中に外国人の家に泊まっていて、こちらが当たり前だと思っていたことが彼らにとって当たり前ではなく、トラブルになったことがありました。「時間の感覚」の違いが一番わかり易いですね。それからは逐一聞くようになったのですが、初めからそれが出来る人ばかりではないです。
トラブルが起こること自体は決して悪いことではなく、違いから起こるものなのでしょうがない。それが起こらないように、しっかりと言葉でぶつかり合うこと、またそうならない仕組みをを作ることが大事だと思います。
これからオリンピックが近づくに連れて、日本も外国人受け入れを本格化せざるを得なくなっていきます。日本に来る人に、もっと良い体験をすることができるよう、自分がやれることをやりたいと思いました。「おもてなし」は口でいうほど簡単じゃないです。
気をつけなければいけないこと
今回の体験を踏まえ、僕がCouchSufringで外国人受け入れの際に気をつけなければいけないことを書いていきます。
・日本はWifiがないのと、SIMの購入法があまり知られていないため、インターネットを持っていない人が多いです。待ち合わせ場所に関しては、なるべく具体的に決めることが大事です。
・家の説明を一通りしておく。シャワーの使い方、お湯のだし方、トイレの使い方、何をしていいか、何をしていけないかもなるべくはっきりと伝えておく。これは使っていいが、それ以外は聞いてくれ、など。
・リファレンスをチェックし、トラブルを予防すること。お客さんの評価が最悪のネットショップを使いたくないように、そういった人の家には泊まりたくないし、泊まらせない方がいいです。
他にも色々あると思うのですが、ひとまずこんな感じです。
以上、今回のCouchSurfing受け入れで思ったことでした。初めての受け入れでぎこちない中、来てくれたMariaには感謝しています。
今週末も、イスラエルの男性が泊まりにきます。外国人を受け入れることで否が応でも英語を話さなければいけないし、色んな文化的違いやニーズに気付かされます。月に2回は外国人を泊めてみる、というをこれから実践していきたいです。
もし一人暮らししている人、部屋に少し余裕がある人、外国人と話したい人はCouchSurfingを一度利用してみるのをおすすめします。楽ではないですが、面白いですし、気付かされることばかりです。
CouchSufingのサイトはこちら
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