今までヒッチハイクした経路
赤線:名古屋往復編
用賀IC(用賀駅)→冨士川SA→名古屋駅
名古屋 本郷IC(本郷駅)→どこかのPA→どこかのPA→厚木駅
青線:静岡、大阪、福岡編
冨士川SA→名古屋近くのPA→大阪手前のPA→豊中IC
豊中IC→大阪近くのPA→大宰府駅
世界一周の旅から帰国後、ヒッチハイクをして東京から関西、九州まで行ってきた。ヒッチハイクをした理由は、帰国してお金がなかったこともあるが、9割方ノリとネタ作りだ。若気の至りとも言ってもいい。ヒッチハイクすることが、どこかかっこいいと思っていた節もあり、若いうちにやっておくべきだろう、と思っていた。ヒッチハイクの感想は後で書くとして、僕のヒッチハイク回数は、計10回になる。ヒッチハイカーの世界があるかどうかは知らないが、もしそんなモノがあるとしたらまだまだ下っ端レベルだろう。
このエントリーでは、僕がヒッチハイクした経験を元に、どうやってヒッチハイクするか、ヒッチハイクの魅力、考慮すべき点、その他諸々書いていこうと思う。詳しい経路や、ヒッチハイクした場所は上記に記載した。この記事が、これからヒッチハイクをしようと思っている人、興味がある人の参考になれば嬉しい。
路上から高速へ、IC前ヒッチハイク
・ボードヒッチ
ダンボールやホワイトボードに、大きく、「名古屋方面」「東京方面」「北へ!」など書き、それを掲げヒッチハイクする。ボードがあるから人が止まってくれるかといったら、そうではない。しっかりと自信をボード持ち、運転手の目を見て、「乗せてくれ!」と訴えかけることが大切だ。最初は人目が痛いが、それは洗礼だと覚悟する必要がある。僕も最初30分間、用賀IC前で、人の目が痛すぎて帰ろうと思った。誰も、僕の事を覚えてるやつなんていない、とそう思うと気が楽になる。また高城剛さんが、iPadで文字を点滅させ、ヒッチハイクしてみても面白いんじゃないかと言っていた。誰かやってみてほしい。
・指立てヒッチ
ボードヒッチの説明が長くなってしまったが、指立てヒッチも有効なヒッチハイク手法と言える。大阪の豊中ICから福岡まで行く際に、僕は指立てヒッチで行った。ボードヒッチよりも、メンタルを使うが、その分捕まったときの嬉しい。指立てヒッチに準備はいらない。腕を水平に挙げ、親指を突き上げる。それだけだ。
・IC前の信号待ちの車にノックヒッチ
僕の経験上、これが一番敷居の高いヒッチハイクと言える。IC前で高速に乗ろうとしている車が信号で待っている間に、トコトコ走って、ノックしてお願いするというもの。一番厳しかったのが、名古屋本郷ICから東京に帰るとき。IC前の4車線で高速に行く車線が左手2番目にあった時。ボードを掲げても、指を立てても、反応してくれない。笑えない。一番右にある車に隠れて自分の姿が見えないなんていうこともある。なので、IC前の赤信号で止まっているときに、トコトコ走って、ノックをしてお願いするのだ。赤信号の時間は40秒間の間にいかに、多くの車と触れるか。ノックされた方からしたら、たまったもんじゃないだろう。僕も運転手だとしたら、衝撃を受ける。誰!!??ってなる。
SA、PAでのヒッチハイク
SA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)でのヒッチハイクでは、まず行き先のナンバーの車を見つける。福岡に行く際は、九州方面のナンバー、東京から名古屋に行く際は、関西方面のナンバーを見つける。この理由は至って単純で、ナンバーに書いてある土地にその運転手が帰る可能性が高いからだ。なので、まず僕はSA、PAに着いたら、ぐるっと回り幾つか候補の車を見つける。車を見つけたら、次に大切なのが、声をかけるタイミングだ。
狙うべきタイミングは、ドライバーがエンジンを入れた瞬間。ドライバーがエンジンを入れた瞬間に小走りでその車に向かい、ノックをする。そして、相手が困惑しているうちに、自己紹介、乗せてください、的な事を言うと結構な確率で乗せてくれる。僕は大阪近くのPAでその手法を思いついたのだが、それ以降、PAでは20分以内に乗せていってもらっている。もちろん、運転手が出てきたときに声をかけるのもありだ。自分なりに、一番手応えが行く方法を模索してほしい。また、大きいPAで降ろしてもらうことも大切だ。
ヒッチハイクをする際に、運転手に伝えるべき3つのこと
ヒッチハイクをする際に、短い間にいかに頼むか、それも成功率をあげるために重要なことだ。短い時間の中で、相手に伝えなければいけないのが、行き先、ヒッチハイクをしている理由、簡単な自己紹介の3つだ。2番目のヒッチハイクをしている理由があると、単純に乗せてほしい!というよりも乗せてくれやすくなる。あーなるほど、この子はこういう理由でヒッチハイクをしているんだな、と思ってもらえる。また、自己紹介では相手が気になるようなフレーズを、少しずつ自己紹介の中に入れておくことも大切だ。僕は「今年1月まで世界一周をしてた」「大学生」などのワードや、運転手の人が頭に引っかかりそうな言葉を自己紹介に交えていた。こいつ面白そうだなーと思ってもらえると、結構面白がって乗せてくれる。もちろん、乗せてもらった際には、しっかりと御礼の言葉を述べる必要がある。が、同情をひいて乗せてもらうべきではないとも思っている。
ヒッチハイクの魅力
・考えてもいないような人と会う
ヒッチハイクの魅力は、まず人との出会いだろう。先日書いたエントリーで考えてもなかった人と会うことについて書いたが、ヒッチハイクでは正しくそのような出会いが起こる。今まで僕が乗せてもらった運転手をあげると、名古屋在住で東京の秋葉原のアイドルの追っかけをやっている人、10年以上中国で貿易関連をやっている経営者、プロゴルファー、貿易関連の仕事に数十年務めていた70歳のイギリス人、ベルギーで長年音楽修行をしていた有名な音楽家の方、他にも様々な普段絶対あわないような人たちと会うことができた。何人かは実際にFacebookで友人になったりと、仲良くなったりした。乗せてくれる人は、変わっている人が多かった。
・交通費が浮く
これは結構大きい。ただ、LCCが普及し、東京から福岡まで5000円代で行けるようになったら、ヒッチハイクの交通費が浮くっていうメリットは減っていくと思う。最近では、夜行バスもかなり安くなってきている。時間も不確定で、目的地に辿りつけるかもわからない。
・メンタルが鍛えられる。
メンタルが鍛えられる。これは間違いない。IC前の信号待ちの車にノックヒッチや、SA、PAヒッチは自らが動かなければ捕まらない。また、数時間かけて捕まらないときは、自分の全てが否定された感じになる。また、雨の日のヒッチハイクは最悪で、でもそれを乗り越えたときは、なんとも言えない気持ちになる。
以上、ヒッチハイクについて書いてみた。ちょっと書いて終わらす予定が、気づいたら長くなってしまった。個人的に、学生のうちに一度ヒッチハイクをおすすめしたい。ホリエモンも学生時代に東北までヒッチハイクをしたというし、尊敬してる社会人の方も何人か学生時に経験していた。なんか、面白いことしたいなーっていう人は、ふらっと来週の週末にでもヒッチハイクの旅に出てみてはどうだろうか。何か変わるかもしれない
※女性の方は、トラブルがないように気をつけてほしい。出来れば二人以上でやるのがいいと思う。
次回のエントリーは、日本を一か月回ってみて思ったことをまとめようと思う。
ヒッチハイクのブログエントリー
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